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玉村町の
もり歯科クリニックのブログ

50代から高まる歯周病リスクを回避するにはどうしたらいい?

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歯と歯の土台の健康は、体全体の健康につながっています。特に、お口の中の環境が悪化する傾向がある50代は、「噛む力」を鍛えて、正しいケアを習慣づけることが大切です。今回は、50代から高まる歯周病リスクを回避するためにどうしたらいいかを解説します。

●歯の土台を意識したケアをしましょう
歯の土台とは、歯ぐきとその奥にある歯槽骨など歯周組織です。家も歯も土台がしっかりしていない場合、沈下したり傾いたりしてしまいます。また、歯の土台が弱まって固いものが食べづらくなると、軟らかいものを好むようになり、さらに噛む力が弱くなってしまいます。こうしたお口の機能の衰えをオーラルフレイルと呼びます。オーラルフレイルは、栄養不足や気持ちの落ち込み、さらに全身の筋力低下につながる可能性があります

●雑な3回より丁寧な1回を心がけて歯磨きしましょう
歯みがきは、最低でも1日1回20分程度、1本ずつ裏表を丁寧に磨くことが理想です。朝・昼・晩に1分程度ずつ雑に磨くよりも、1日1回丁寧に磨く方がお口の中の環境を清潔に保てます。歯ブラシだけでは食べかすや歯垢は取りきれないので、フロスやタフトブラシも併用することをおすすめします

●正しい姿勢で食事を摂りましょう
食事をする時は、背すじをピンと伸ばして、歯で食べ物をすりつぶすようにゆっくり時間をかけて噛みましょう。歯の土台となる歯槽骨の骨芽細胞を活性化することができます。また、歯磨きの後は、しっかり洗った手でマッサージをして血行を良くしましょう。歯茎と唇の折り返し部分、歯と歯の間の歯肉を中心に向かって指でなぞるようにしてください。

●3か月に1回は歯科医院へいきましょう
磨きにくい部分や歯石などは、セルフケアだけでは汚れをおとしきれません。特に歯石の除去は、自分で行うことはできません。専用の器具を使って歯科衛生士が除去を行います。3か月に一度を目安に、歯科医院で歯のケアを受ける習慣を持つことをおすすめします

いかがでしたでしょうか。虫歯や歯周病を早期発見するには、かかりつけ医を作って定期的に検診を受け、お口の中に変化が会った時にすぐに気づいてもらうことが大切です。当院でも定期検診を行なっております。気になったら、まずは一度お問い合わせください。