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玉村町の
もり歯科クリニックのブログ

虫歯で歯が激痛だったのに痛みが消えた!?理由を解説

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虫歯が原因で激しい痛みに悩まされていたのに、突然痛みが消えた経験はありませんか?一見、治ったように思えるかもしれませんが、実はそれは虫歯が悪化しているサインかもしれません

この記事では、なぜ痛みが消えたのか、その理由と適切な対処法について解説します。

●虫歯の痛みが消える理由

虫歯による痛みが突然なくなる主な理由として、下記のような原因が考えられます。

① 神経が死んでしまった(歯髄壊死)
虫歯が重度の状態まで進行すると、歯の内部にある神経(歯髄)が炎症を起こし、強い痛みを引き起こしますが、炎症が悪化して神経が壊死すると、痛みを感じなくなります。さらに深刻な状態になっているということです。

② 膿がたまって圧力が低下した
虫歯が進行して歯の根の周りに膿がたまると、強い痛みを感じることがあります。しかし、膿が外に排出されたり、神経が死んでしまったりすると、一時的に痛みが軽減されることがあります。炎症は続いているため、放置すると骨にまで感染が広がる可能性があり、早めに治療を受けなければいけません

③ 一時的な炎症のおさまり
初期段階であれば、炎症が一時的に落ち着くことがあります。しかし、根本的な原因である虫歯が治ったわけではないため、再び痛みがぶり返す可能性が高く、治療を受ける必要があります

●痛みが消えたときに取るべき対処法

痛みが消えたからといって安心せず、適切な対処をすることが重要です。

✔️すぐに歯科医院を受診する
神経が死んでしまった場合、放置すると歯の根に膿がたまり、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。早めに歯科医院で診てもらい、適切な治療を受けましょう。

✔️レントゲン検査で内部の状態を確認する
歯の内部の状態は目視では確認できないため、歯科医院でレントゲン検査を受けるのがおすすめです。神経が死んでいるかどうか、膿がたまっているかどうかを正確に診断してもらい、適切な治療を受けましょう

✔️放置せずに根管治療を受ける
神経が死んでしまっている場合は、根管治療が必要になります。これを放置すると、細菌が増殖して骨にまで感染が広がり、さらに大がかりな治療が必要になることがあります

●まとめ

虫歯による痛みが突然消えた場合、それは「治った」のではなく、むしろ悪化している可能性があります。放置せず、早めに歯科医院を受診しましょう。