差し歯がポロッと取れてしまった…突然の出来事に、どう対応すべきか戸惑う方も多いのではないでしょうか?差し歯は、天然の歯を土台にして被せ物を接着する治療なので、何らかの理由で接着が弱くなったり、土台に問題が生じると、差し歯が取れてしまうことがあります。
今回の記事では、差し歯が取れてしまったときの対処法についてご紹介します。
●落ち着いて、差し歯を保管
差し歯が取れてしまったらまずは落ち着いて、その差し歯をなくさないように保管してください。汚れてしまった場合は、水で軽くすすぐだけにして、絶対にこすらないようにしましょう。ティッシュやガーゼに包んで、清潔な容器に入れておいてください。状態によっては再利用できる可能性があります。
●やってはいけないこと
✔️自分で接着剤や瞬間接着剤を使う
お口の中に使うことを想定していない市販の接着剤を使うと、炎症やアレルギーのリスクがあります。自己判断での使用は絶対に避けましょう。
✔️無理に差し歯を元の場所に押し込む
無理に差し込むと、歯ぐきや土台にダメージを与えるリスクがあります。
✔️差し歯が取れたままの状態を放置する
取れたまま放置してしまうと、土台の歯が弱ってしまったり、隣の歯が動いてしまったりすることがあります。早めに歯科医院を受診することが大切です。
●なぜ差し歯は取れるの?
差し歯が取れる原因には下記のようなものがあります。
・長期間の使用による接着剤の劣化
・土台となる歯の虫歯や歯周病
・転倒や食事中の硬いものの咀嚼などによる衝撃
●歯科医院での対応
歯科医院では、まず差し歯の状態と土台の歯の状態をチェックします。差し歯が再利用でき、なおかつ土台に問題がなければ、再度装着が可能です。しかし、土台に虫歯があったり、差し歯が破損していたりする場合は、新しい差し歯を作製することになります。
●まとめ
差し歯が取れたときは、焦らず正しく対処することが大切です。まずは差し歯を清潔に保管し、自分でつけ直さず、すぐに歯科医院へ行きましょう。当院では、差し歯のトラブルにも丁寧に対応しております。取れてしまった差し歯がある方は、できるだけ早くご連絡ください。