虫歯や歯周病を予防しお口の中の健康を保つためには歯磨きは欠かせない口腔ケアですが、実は「歯磨きのしすぎ」には注意が必要です。本記事では、過剰な歯磨きが引き起こすリスクについて解説します。
●歯磨きのしすぎによるリスク
①磨きすぎによる歯のエナメル質の損傷
過度に力を入れて磨くことで、歯の表面を覆うエナメル質が削れてしまうことがあります。エナメル質が薄くなると、虫歯や知覚過敏の原因になります。
②歯茎の退縮
過剰な歯磨きは、歯茎を傷つける原因にもなります。特に毛先のかたい歯ブラシや強い力で磨くと、歯茎が後退することで、歯の根元が露出することがあります。これにより、歯の敏感さが増すだけでなく、歯周病のリスクも上がります。
③口腔内のバランスが崩れる
歯磨きのしすぎは、口腔内のバランスにも影響を与える可能性があります。必要以上に口の中を清潔にしようとすると、善玉菌が減少し、悪玉菌が増えやすくなることがあります。バランスが崩れてしまうと、口臭やそのほかの口腔内トラブルの原因になることがあります。
●過剰な歯磨きにならないようには、どうすれば良いの?
歯磨きの正しい方法を学び、優しい力で磨くことが重要です。力を入れすぎてしまうと歯の表面や歯肉を傷つけてしまうため、毛先のやわらかい歯ブラシを選ぶのがおすすめです。毛先のかたい歯ブラシは一見汚れを綺麗に落とせているように感じますが、逆に負担をかけてしまっていることが多いため、できるだけ避けるのが望ましいでしょう。
●まとめ
歯磨きは大切ですが、過剰になりすぎると逆効果になることがあります。健康的な口腔ケアを心がけるためにも、適度な歯磨きを意識し、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを受けることが重要です。自分の歯と歯茎を守るために、正しいケアを行いましょう。