毎晩お風呂で歯磨きをするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。お風呂で磨くと、洗面所で磨くよりも歯磨きの効果が上がる可能性があります。今回は、お風呂で歯磨きをするメリットについて解説します。
●歯の汚れが落ちやすい
温かいお湯に浸かると身体が温まって、血行が良くなります。そのために歯ぐきが緩み、歯の汚れが落としやすくなります。
●丁寧に磨ける
歯磨きは一回15分以上行うのがおすすめですが、多くの方は2〜3分で終わらせているそうです。洗面所で15分磨き続けるのは、長く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、「湯船に浸かっている間はブラッシングをする」ということにすれば、ゆっくりと丁寧に磨くことができます。
●肌や髪が活き活きする
湯船に浸かると、身も心もリラックスし、副交感神経が優位になります。その状態で口の中をブラッシングで刺激すると、サラサラの唾液が分泌されます。その唾液の中には、成長ホルモンの一種でパロチンが含まれています。このパロチンが若返りホルモンといわれています。パロチンの分泌で全身の細胞の代謝が活性化し、肌髪を活き活きとした健康な状態になります。
●注意すること
銭湯や温泉など公共の場での歯磨きは、マナー違反に当たるので控えましょう。また、浴室に歯ブラシを置きっぱなしにすると、環境によっては黴が生える可能性があるので、風通しの良いところで歯ブラシを保管しましょう。
当院では、正しい歯磨きの仕方をお伝えする歯磨き指導や、定期的なお口の中の検診を行なっています。お口の中のことでお悩みがある方は、ぜひ当院までご相談ください。