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玉村町の
もり歯科クリニックのブログ

お口の健康は細菌バランスで決まる

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私たちのお口の中には、目に見えないたくさんの細菌が存在しています。細菌と聞くと「悪いもの」という印象を持つ方も多いかもしれませんが、実は健康な人の口の中にも多くの細菌が暮らしており、その多くは体にとって自然な存在です。これらは「口腔内常在菌」と呼ばれ、お口の環境を保つうえで大切な役割も担っています。今回は口の中の常在菌についてご紹介します。

●常在菌の役割
口の中には数百種類もの細菌がすみついているといわれています。歯の表面、舌、頬の内側、歯ぐきのまわりなど、それぞれの場所に適した菌が存在し、互いにバランスを取りながら共存しています。このバランスが保たれている状態では、特定の菌が異常に増えることが抑えられ、大きなトラブルは起こりにくくなります。つまり常在菌は、単に存在しているだけでなく、お口の中の“生態系”を形づくる一員なのです。

●バランスが崩れると起こる病気
しかし、この細菌バランスは生活習慣によって簡単に崩れてしまいます。歯みがき不足、甘い物の頻繁な摂取、唾液の減少、口呼吸などが重なると、むし歯菌や歯周病菌が増えやすい環境になります。その結果、歯が溶けたり、歯ぐきに炎症が起きたりします。もともとは同じ常在菌でも、環境が変わることで“悪玉”として働いてしまうことがあるのです。

●常在菌とうまく付き合うには
大切なのは細菌をゼロにすることではなく、悪い菌が増えすぎない状態を保つことです。毎日の丁寧な歯みがきに加え、歯と歯の間の清掃、そして歯科医院での定期的なクリーニングが効果的です。また、よく噛んで食べる、水分をとるといった習慣は唾液の働きを助け、細菌の増えすぎを防ぐ助けになります。

●まとめ
口の中の常在菌は、敵ではなくコントロールすべき存在です。日々のセルフケアと定期的な歯科受診によって細菌バランスを整えることが、むし歯や歯周病の予防につながります。症状がなくても、お口の環境を守る意識を大切にしていきましょう。

歯のクリーニング、どのくらいの間隔で通えばいいの?

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「歯のクリーニングはどのくらいの頻度で受ければいいの?」という質問は、歯科医院でとてもよくいただきます。毎日歯みがきをしていても、実はセルフケアだけでは落としきれない汚れが少しずつ蓄積していきます。むし歯や歯周病を防ぎ、健康なお口の状態を保つためには、定期的な歯科医院でのクリーニングが欠かせません。今回は、歯のクリーニングを受ける適切な頻度についてご紹介します。

●歯のクリーニングが必要な理由
歯の表面や歯と歯ぐきの境目には、歯垢(プラーク)や歯石が溜まりやすくなります。歯垢は細菌のかたまりで、放置すると歯周病やむし歯の原因になります。歯石になると歯ブラシでは除去できないため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。

●一般的に推奨される頻度
健康な歯ぐきの方の場合、3か月に1回程度のクリーニングが目安とされています。この間隔で通うことで、歯石が大きく溜まる前に除去でき、トラブルを未然に防ぐことができます。特に自覚症状がなくても、定期的なケアが重要です。

●歯周病リスクが高い方の場合
歯周病の既往がある方、出血や腫れが出やすい方は、1〜2か月に1回のクリーニングが勧められることもあります。歯周病は進行しやすく再発しやすいため、細菌の数をコントロールする目的で、より短い間隔での管理が必要になります。

●生活習慣による違い
喫煙習慣がある方、歯並びが複雑な方、矯正治療中の方は汚れが溜まりやすく、通常よりも頻繁なクリーニングが適している場合があります。お口の状態や生活習慣によって、最適な頻度は異なります。

●まとめ
歯のクリーニングの頻度は一律ではなく、お口の状態やリスクによって変わります。一般的には3〜4か月に1回が目安ですが、必要に応じて間隔を調整することが大切です。定期的なクリーニングは、将来の大きな治療を防ぐための大切な予防ケアです。歯科医院で相談しながら、ご自身に合ったペースで続けていきましょう。

1年のスタートに歯科検診を受けるべき理由とは?

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新年は生活習慣や健康意識を見直す絶好のタイミングです。お口の健康は、食事や会話といった日常生活だけでなく、全身の健康にも大きく関わっています。年の始まりに歯科検診を受けることで、安心して1年をスタートすることができます。今回は、1年の初めに歯科検診を受けた方が良い理由についてご紹介します。

●むし歯・歯周病の早期発見につながる
むし歯や歯周病は、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどありません。そのため、気づかないうちに進行してしまうケースも少なくありません。年初めに歯科検診を受けることで、小さな異変を早期に発見でき、治療の負担を最小限に抑えることができます。

●1年間の予防計画を立てやすくなる
歯石の付きやすさや歯ぐきの状態は人それぞれ異なります。歯科検診では、現在のお口の状態を確認し、クリーニングの適切な頻度やセルフケアのポイントを知ることができます。1年の初めに検診を受けておくことで、自分に合った予防計画を立てやすくなります。

●定期受診を習慣化しやすい
忙しい日々の中では、歯科受診を後回しにしてしまいがちです。年初めに歯科検診を受けることで、「定期的に通う」という意識が生まれ、その後の受診も習慣化しやすくなります。特に歯周病は継続的な管理が重要なため、定期検診の習慣はとても大切です。

●まとめ
1年の初めに歯科検診を受けることは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、健康的な生活を送るための第一歩です。早期発見・早期対応と予防の積み重ねが、大切な歯を長く守ることにつながります。新しい年のスタートに、ぜひ歯科検診を取り入れてみてください。

もしかして歯周病?今すぐできるセルフチェック

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歯周病は、日本人が歯を失う原因として最も多い病気と言われています。しかし、初期段階では痛みや目立った自覚症状がほとんどなく、「気づいたときには進行していた」というケースが少なくありません。そのため、早い段階で気づくことがとても重要です。今回は、ご自身でできる歯周病のセルフチェックについてご紹介します。

●歯周病ってどんな病気?
歯周病は、歯に付着したプラーク(歯垢)に含まれる細菌の作用によって歯ぐきに炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶け、歯がグラついたり、最終的には抜けてしまうこともあります。初期の段階では症状がほとんどないため、「沈黙の病気」とも呼ばれています。

●歯周病セルフチェックリスト
次の項目のうち、いくつ当てはまりますか?一つでもチェックがつく場合、歯周病の可能性があります。
朝起きたときに口の中がネバネバする
歯みがきのときに血が出る
硬いものが噛みにくい
口臭が気になると感じる
歯ぐきがときどき腫れる
歯ぐきが下がり、歯が長く見える
歯がグラグラしたり動く感覚がある

特に中期〜後期に差し掛かると、腫れや痛み、歯のぐらつきなど自覚できる症状が現れます。

●チェックが当てはまったらどうする?
セルフチェックで気になる項目がある場合は、放置せず歯科医院で検査を受けることをおすすめします。歯周病は進行しても元に戻らない部分があるため、早期発見・早期治療が非常に大切です。歯科医院では、歯周ポケットの深さや出血の有無、骨の状態などを詳細に確認し、進行度に合わせた治療やクリーニングを行います。

●予防のポイント
歯周病は生活習慣やお手入れ方法によって予防が可能です。
毎日の丁寧なブラッシング
歯間ブラシやフロスの併用
定期的な歯科検診・クリーニング

これらを習慣化することで、歯ぐきの健康を長く維持することができます。

●まとめ
歯周病は気づかないうちに進行するこわい病気ですが、正しい知識と習慣でしっかり予防できます。気になる症状があれば、早めに歯科医院へご相談ください。

歯ブラシだけでプラークは落とせる?正しいケア方法も解説

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毎日しっかり歯磨きをしているのに、歯科検診では「磨き残しがありますね」と言われた経験はありませんか?実は、歯ブラシだけではお口の中のプラーク(歯垢)を完全に落とすことは難しいと言われています。
今回は、歯ブラシだけでは不十分といわれる理由についてご紹介します。

●歯ブラシだけで落とせるプラークはどのくらい?
プラークとは、細菌が集まってできたねばついた白い汚れのことです。表面にしっかり付着しており、水では簡単に落ちません。このプラークが虫歯や歯周病の原因となるため、毎日のケアで取り除くことがとても大切です。しかし、歯ブラシだけで落とせるプラークはおよそ60%程度と言われており、特に歯と歯の間や奥歯の溝、歯並びの凹凸部分には磨き残しが多くなりがちです。

●補助清掃用具を使おう
そこで重要なのが、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具です。フロスは歯と歯の間の細かい汚れを除去するのに適しており、歯間ブラシは歯と歯の隙間が広い部分に効果的です。特に歯周病の予防にはこうした補助器具の活用が欠かせません。フロスや歯間ブラシを併用することで、プラーク除去率は80%以上にアップするといわれており、お口の健康維持に大きく貢献します。

また、正しいブラッシング方法も重要です。力を入れすぎず、小刻みに動かして磨くことで、歯ブラシの毛先がしっかりと歯と歯肉の境目に届きます。電動歯ブラシを使うことで効率よくプラークを落とせる場合もあります。

●まとめ
歯ブラシだけでは取り切れない汚れがあるからこそ、補助清掃用具を併用し、定期的にプロによるクリーニングを受けることが理想です。毎日のケアに少し工夫を加えて、お口の健康を保っていきましょう。

差し歯がとれる原因に多い「二次むし歯」とは?

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差し歯を入れてしばらく経つと、「なんだか浮いている感じがする」「噛むと違和感がある」と感じることがあります。中には、突然差し歯が取れてしまうケースも少なくありません。実はその原因のひとつに、「二次むし歯」があります。
今回は、差し歯がとれる原因となる二次むし歯について解説します。

● 二次むし歯とは?
二次むし歯とは、一度むし歯を治療した部分の詰め物や被せ物の下に、再びむし歯ができる状態をいいます。差し歯の場合、人工の被せ物(クラウン)と自分の歯の境目に、わずかな隙間が生じることがあります。そこに汚れや細菌が入り込み、気づかないうちに歯の内部でむし歯が進行してしまうのです。被せ物で隠れているため見た目ではわかりにくく、痛みが出る頃にはすでにむし歯が深く進行していることも少なくありません。

● 二次むし歯が起こる原因
二次むし歯ができる主な原因には、以下のようなことが挙げられます。

・被せ物と歯の間にできたわずかな隙間
経年劣化や接着剤の劣化、歯の変形などにより、目には見えない隙間ができます。

・ブラッシング不足
歯と歯ぐきの境目や、被せ物のまわりに歯垢が残ると、細菌が繁殖しやすくなります。

・歯ぎしり・食いしばり
強い力が加わることで被せ物がわずかに動き、接着面が傷むことがあります。

どんなに精密に作られた差し歯でも、日々のケアや噛み合わせの状態によっては、長期間維持するのが難しくなることがあります。

● 取れてしまったらどうすればいい?
差し歯が取れたとき、自分で接着剤などでつけ直すのは絶対に避けましょう。中が二次むし歯になっている場合、そのまま戻すと細菌が閉じ込められ、症状が悪化する危険があります。取れた差し歯とともに、できるだけ早く歯科医院を受診してください。早期であれば、再度治療して新しい差し歯を作ることが可能です。

● まとめ
二次むし歯は、見えない場所で進行するため、自分では気づきにくいのが特徴です。差し歯を長持ちさせるためには、毎日の丁寧なブラッシングに加え、定期的な歯科検診で状態を確認することが何よりも重要です。「差し歯がぐらつく」「歯ぐきがしみる」などの違和感が出たら、早めに相談して大切な歯を守りましょう。

口臭の原因、実は歯周病かもしれません

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「朝起きたときに口が臭う」「マスクをすると自分の口臭が気になる」といったお悩みはありませんか?口臭の原因には、食べ物や唾液の減少などさまざまな要因がありますが、実はその多くが歯周病によって引き起こされている可能性があります。
今回は、歯周病と口臭の関係についてご紹介します。

歯周病が口臭を引き起こす理由
歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢(プラーク)の中の細菌が炎症を起こす病気です。初期には「歯ぐきが腫れる」「ブラッシングで血が出る」といった軽い症状が見られますが、進行すると歯を支える骨を溶かしてしまうこともあります。このとき、歯周病菌が出す揮発性硫黄化合物(VSC)というガスが強い悪臭を放ち、口臭の主な原因になります。つまり、どんなに歯みがきを丁寧にしても、歯周病が改善されない限り口臭はなくならないのです。

自宅ケアだけでは取り切れない汚れ
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる深い溝ができます。この中には細菌がたまりやすく、通常の歯ブラシでは完全に除去することができません。そのため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。定期的にプロケアを受けることで歯石や細菌を取り除き、口臭の改善につながります。

全身への影響にも注意
歯周病は口臭だけの問題ではありません。最近の研究では、歯周病が糖尿病や動脈硬化、心疾患などの全身疾患にも関係していることがわかっています。そのため、「口臭が気になる」という症状は、身体の健康状態のサインである可能性もあります。早めの歯科受診で、口腔内だけでなく全身の健康を守りましょう。

まとめ
口臭の原因の多くは、歯周病によるものです。毎日の正しいブラッシングと、定期的なプロフェッショナルケアで、健康で清潔な口腔環境を保つことが大切です。歯ぐきの腫れや出血、歯のぐらつきがある場合は、自己判断せず歯科医院での検査を受けましょう。

知覚過敏はなぜ起こる?日常生活での対処法

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「冷たい飲み物を口に含むとキーンとしみる」「歯ブラシの毛先が触れるだけで痛い」など、知覚過敏の症状に悩んだことはありませんか?知覚過敏は、日常生活の中で誰にでも起こり得る身近なお口のトラブルです。

本記事では、知覚過敏が起こる仕組みと、日常でできる対処法について解説します。

●1. エナメル質の摩耗や歯ぐきの後退

歯の表面は「エナメル質」という硬い層で覆われていますが、強すぎるブラッシングや加齢、歯ぎしりなどによってエナメル質がすり減ると、その内側にある「象牙質」が露出してしまいます。また、歯周病などで歯ぐきが下がると、歯の根元部分(象牙質)がむき出しになり、刺激を受けやすくなります。これが知覚過敏の主な原因です。

●2. 象牙細管を通じて伝わる刺激

象牙質には「象牙細管」と呼ばれる微細な管があり、歯の神経につながっています。冷たい水や甘い食べ物などの刺激は、この細管を通じて神経に直接伝わるため、「しみる」「痛い」と感じてしまうのです。つまり、知覚過敏は歯の神経そのものの問題ではなく、象牙質が露出していることによるものなのです。

●3. 日常生活でできる対処法

知覚過敏を和らげるためには、日常のケアがとても大切です。たとえば以下の方法があります。

 ・知覚過敏用歯磨き粉を使う
 ・やさしい力で磨き、やわらかめの歯ブラシを使用する
 ・酸性飲料(炭酸・スポーツドリンクなど)の摂取を控える
 ・歯ぎしりや食いしばりが強い場合はナイトガードを使用する

これらを取り入れることで、症状が徐々に改善するケースもあります。

●まとめ

知覚過敏は、「歯が弱いから」起こるのではなく、日常の習慣や歯ぐきの状態が大きく影響しています。セルフケアで軽減できることもありますが、症状が続く場合や強い痛みがある場合は、歯科医院での治療が必要になることもあります。

「最近しみることが増えた」「食事がつらい」などの症状を感じる方は、早めに歯科医院で相談してみましょう。正しいケアをすることで、快適な日常生活を取り戻すことができます。

歯磨き粉に含まれる成分の役割を解説!

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歯磨き粉といっても種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない……そんな疑問を抱いたことはありませんか?実は、歯磨き粉にはそれぞれ特徴的な成分が配合されており、その役割を知ることで自分に合ったものを選びやすくなります。

本記事では、歯磨き粉に含まれる代表的な成分とその役割について解説します。

●1. フッ素 ― 虫歯予防の代表成分

歯磨き粉といえば一番耳にするのが「フッ素」です。フッ素には、歯の表面を強化して酸に溶けにくくする「再石灰化促進作用」があり、初期虫歯の進行を防ぐ効果があります。日本の歯科医師の多くがフッ素入り歯磨き粉を推奨しているのは、このような予防効果があるためです。

●2. 研磨剤や清掃剤 ― 歯の表面の汚れを落とす

歯磨き粉には「研磨剤」と呼ばれる成分が配合されていることがあります。これは、歯の表面に付着したステイン(着色汚れ)や歯垢を効率よく落とす役割を持っています。ただし、力を入れすぎて磨くと歯の表面を傷つける可能性があるため、優しく磨くことが大切です。最近は低研磨タイプやジェルタイプなど、歯に優しい配合の製品も増えています。

●3. 薬用成分 ― 歯周病や知覚過敏に対応

歯磨き粉には、歯周病予防のための抗菌成分、知覚過敏を和らげる硝酸カリウム、口臭予防のための消臭成分などが配合されているものもあります。自分の症状や目的に合わせて選ぶことで、日常のケア効果を高められるのです。

●まとめ

歯磨き粉は「どれでも同じ」ではなく、含まれる成分によって目的や効果が異なります。虫歯予防を重視するならフッ素入り、着色が気になるなら研磨成分入り、歯ぐきの健康を守りたいなら抗菌成分入り、といった具合に選ぶと良いでしょう。

もし「どの歯磨き粉が自分に合っているかわからない」という方は、一度歯科医院で相談してみてください。お口の状態に合った歯磨き粉を提案してもらえるので、毎日のセルフケアがより効果的になります。

銀歯が外れたらどうする?絶対にやってはいけない行動

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銀歯がポロッと取れてしまったという経験はありませんか?銀歯(メタルクラウンやインレー)は丈夫ですが、永久的に使えるわけではなく、状態や習慣によってはある日突然外れてしまうこともあります。

本記事では、銀歯が外れたときに絶対にやってはいけない行動を3つご紹介します。

●自分で付け直す

もっともやってはいけないのが、「とりあえず戻しておこう」と自分で銀歯を押し込むことです。市販の接着剤や瞬間接着剤で付けてしまう方もいますが、これは非常に危険です。

接着剤の成分が歯や銀歯の内部を傷めてしまい、かえって再接着が難しくなったり、歯ぐきに炎症を起こすリスクもあります。また、向きがズレた状態で無理に装着すると、噛み合わせが悪くなり、歯や顎に負担がかかる可能性があります。銀歯が外れたら、ティッシュやケースに包んで保管し、そのまま歯科医院に持参してください。

●外れたまま放置する

「痛みがないから」と外れた状態のまま生活を続けるのも、避けるべき行動のひとつです。外れた歯の内部はむき出しの状態になっており、非常に虫歯になりやすい状態です。また、食べ物のカスや細菌が入り込みやすくなり、知らないうちに虫歯や歯周病が進行してしまうこともあります。さらに、時間が経つと周囲の歯が動き、銀歯を再装着できなくなるケースもあります。見た目に問題がなくても、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

●銀歯を飲み込んでも気にしない

銀歯が取れた際、食事中などに誤って飲み込んでしまうケースもあります。「飲んでも問題ない」と言われることもありますが、実際は注意が必要です。

通常は便と一緒に排出されることが多いものの、体内に長時間残ると腸などを傷つける可能性もあります。特に飲み込んだものが尖っている場合や、呼吸器に入った可能性がある場合は、早急に医療機関に相談してください。いずれにしても、飲み込んだことに気づいた場合は軽く見ず、すぐに受診するのが安心です。

●まとめ

銀歯が外れたときにやってはいけない行動は、「自分でつけ直す」「放置する」「飲み込んで気にしない」の3つです。こうした行動は、思わぬトラブルや再治療のリスクを高める原因になります。

「外れた銀歯はどうすればいいのかわからない」「すぐに治療できない事情がある」など、不安な方はまず当院にご相談ください。状態を見極めたうえで、適切な処置をご提案いたします。銀歯が取れてしまったときこそ、落ち着いて正しい対応を心がけましょう。

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