歯のトラブルが増える分岐点は40代です。40代で初めて歯を失ったり歯周病にかかる人が多いと言われています。
今回は、老後の歯の運命を決めるといっても過言ではない、40代から始めるメンテナンスについて解説します。
●オーラルケア先進国スウェーデンとの比較
人生100年時代と言われていますが、80代になると、オーラルケアの先進国であるスウェーデン人は平均約20本自分の歯が残っているのに対し、日本人は約15本程度しか残っていません。
この差には、日本人の歯のケアに対する意識の低さが関係しています。
日本の歯科治療の技術はレベルが高く、自己負担も原則3割で済むため、予防歯科の概念が薄く、虫歯や歯周病になってしまってから歯科医師に行く、という方がほとんどです。
●キーワードはメンテナンス
現在、歯科医院で定期的なメンテナンスを受診している日本人は10%以下だそうです。
まずは「痛くなったら治療を受ける」から「痛くなる前にメンテナンスをしておく」という予防歯科中心にシフトすることが大切です。
今後は、歯科医院で3カ月に1度程度のメンテナンスを受けて、虫歯や歯周病のリスクを格段に下げることを目指しましょう。
●まとめ
実際に痛くなったり、補綴物(詰め物や被せ物など)が抜けたりしてから慌てて歯科医院の予約をとる方が多いのではないでしょうか。歯科検診で初期の虫歯や歯肉炎を見つけることができれば、治療は軽く済ませることができます。最終的なコスパも非常に良くなります。
当院でも歯科検診を行っております。ぜひ一度お問い合わせください。